蔵品ブログ
BtoCサイトは手間かかります・・・
- 2005-09-03 (土)
- 経営者の誤解
「ネットショップを開けば手間をかけずにガンガンと注文が入ってくる。」
こんな誤解をもっているメーカーや卸業者の経営者は未だに多い。
そのような経営者は大抵が今まで小売業をやった経験がなかったりする。だからネットで小売を行うにあたり具体的にどのような作業が発生するのか、またその作業ボリュームをイメージできないのだろう。
うちのクライアントでもメーカー・卸業者がBtoCサイトを立ち上げているが、BtoBサイトに比べ断然手間がかかる。BtoBサイトと比べて数倍以上と言ってもいい。
受注メール対応や入金確認、梱包、出荷関連作業はもちろんのこと、商品の入れ替え、季節に応じたイベントや販促企画と実施、お客からの問い合わせ、クレーム対応、商品ごとの競合のチェックと商品ページ内容や価格の見直し等やらなければならないことが山積みなのだ。
これら作業はとても外注任せでもできないし、社内での担当者一人ではもちろん難しすぎる。ましては他の業務を抱えながら片手間で、なんてのは論外といえる。
「月に数件程度の売上いいんだ」というならば一人でも回せるかもしれないが、BtoCで成功を目指すのであればそれでは厳しい。
商品の購入単価にもよるが、受注件数の一ヶ月目標を50件以上に設定するのであれば、二人以上の専任スタッフが置く体制を整えてもらうべきだと思う。一人は上のポジションから見れる店長、もう一人は実務作業をこなすためのスタッフだ。
そして店長となるべき人は誰でもいいわけではなく、品揃えを把握しており、営業戦略を練れる人材が望ましい。具体的には「どのターゲットに、どういう情報を見せて、どの商品を、どう買わせるか」を考え作業として下へ落とせる人だ。実際にどう形にするかは外注先(うちの会社とか)に任せればいい。
とはいっても中小企業にそれだけの人材が始めからいるケースは滅多にない。だから経営者が候補者を決め、役割を伝え、育てていくことになると思う。うちのお客でも始めは素人同然でしたが、段々と成長している人もいる。環境が人を育てるのであり、環境を用意するのは経営者の仕事なんだと思う。
ネットショップといえども一軒の店舗であり、土地代や建設費がそれほどかからないだけで、手間としては実店舗をオープンさせるのとほとんど変わらないを考えていい。
もし、中小企業の経営者でBtoCを考えているのであれば、十分な理解と覚悟をして臨まなければ、決して期待する成果はなかなか出せません。
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