Home > 経営者の誤解

経営者の誤解 Archive

会社規模に応じた経営者の役割

「小さな会社☆社長のルール」の著者である竹田陽一氏のインタビュー記事を読んだ。

そのなかで経営者の役割と会社の規模の関係について竹田氏はこのように述べている

「経営規模の大小で変わる、社長の役目というのが、これ認識していないと、ちょっと調子が良くなるとすぐ大企業の社長真似して、従業員が5、6人か10人しかいないのに一流会社の社長の真似をして、1千万もする車に乗ったり、いい所に飲みに行ったり、こういうことやってしまうんですね。(中略)
10人までは社長も戦略も戦術も全部やるんです、一人で。
自分も商品を売りに行く、集金にも行く、商品の出荷もすると。場合によっては、帳面もつけると。10人を超えると、ある程度社員が育ちますから、自分は戦術をやめて、戦略領域と戦術リーダーの2つの仕事に専念するわけですね。
さらに30人を超すと、戦術リーダーをやめて、戦略領域の仕事だけに入っていく。そういうふうに役目というのは、10人、30人、100人、300人、1000人で、ずっと変わっていくんです。 」

転じて周りを見てみると、自分の役割を勘違いしている経営者が非常に多い。
従業員が数人程度なのに、大企業のまねをして「俺の仕事はもっと上のレベルだ」と実務から離れ経営しか担当しなくなる。反対に数十人規模の会社の専務・常務などの肩書きを持つ人物が一日中会議資料作りに没頭している。

どちらも自分の仕事の本分を理解しているとは思えない行動だ。自分達が所属する組織全体を良く見て考えて欲しい。自分に期待されている本来果たさなければならない役割はなんだろうかと。

いずれにしても他の社員より多くの給料を貰っているのであれば、仕事に対して多くの成果・価値を出さなければならない。一番給料を貰っているのが経営者ならば、会社でもっとも生産性が高い仕事をする義務がある。

BtoCサイトは手間かかります・・・

「ネットショップを開けば手間をかけずにガンガンと注文が入ってくる。」
こんな誤解をもっているメーカーや卸業者の経営者は未だに多い。

そのような経営者は大抵が今まで小売業をやった経験がなかったりする。だからネットで小売を行うにあたり具体的にどのような作業が発生するのか、またその作業ボリュームをイメージできないのだろう。

うちのクライアントでもメーカー・卸業者がBtoCサイトを立ち上げているが、BtoBサイトに比べ断然手間がかかる。BtoBサイトと比べて数倍以上と言ってもいい。

受注メール対応や入金確認、梱包、出荷関連作業はもちろんのこと、商品の入れ替え、季節に応じたイベントや販促企画と実施、お客からの問い合わせ、クレーム対応、商品ごとの競合のチェックと商品ページ内容や価格の見直し等やらなければならないことが山積みなのだ。

これら作業はとても外注任せでもできないし、社内での担当者一人ではもちろん難しすぎる。ましては他の業務を抱えながら片手間で、なんてのは論外といえる。

「月に数件程度の売上いいんだ」というならば一人でも回せるかもしれないが、BtoCで成功を目指すのであればそれでは厳しい。

商品の購入単価にもよるが、受注件数の一ヶ月目標を50件以上に設定するのであれば、二人以上の専任スタッフが置く体制を整えてもらうべきだと思う。一人は上のポジションから見れる店長、もう一人は実務作業をこなすためのスタッフだ。

そして店長となるべき人は誰でもいいわけではなく、品揃えを把握しており、営業戦略を練れる人材が望ましい。具体的には「どのターゲットに、どういう情報を見せて、どの商品を、どう買わせるか」を考え作業として下へ落とせる人だ。実際にどう形にするかは外注先(うちの会社とか)に任せればいい。

とはいっても中小企業にそれだけの人材が始めからいるケースは滅多にない。だから経営者が候補者を決め、役割を伝え、育てていくことになると思う。うちのお客でも始めは素人同然でしたが、段々と成長している人もいる。環境が人を育てるのであり、環境を用意するのは経営者の仕事なんだと思う。

ネットショップといえども一軒の店舗であり、土地代や建設費がそれほどかからないだけで、手間としては実店舗をオープンさせるのとほとんど変わらないを考えていい。

もし、中小企業の経営者でBtoCを考えているのであれば、十分な理解と覚悟をして臨まなければ、決して期待する成果はなかなか出せません。

ホームページにはインパクトが必要!?

「ページ開いたときにさあ、
    インパクトが欲しいんだよ!」
 
 ホームページの製作の打合せの中で、必ず出てくる言葉の中にもっとインパクトがほしいといわれることがあります。

 訪問者は驚きたくて訪問しているのでしょうか?エンターテイメントを期待しているのでしょうか?

 訪問者は、情報・商品などを探して訪問しているので、何が必要な情報なのかを考える必要があると思います。

 しかし訪問者=ターゲットが明確でないと、何が必要な情報か考えることができませんのでまずはターゲットを明確にすることが必要です。

トップページに動画があると売れる!?

「トップページにさあ、
   ドーンと動画が欲しいんだよ!」
トップページに動画を入れたいという要望は、多くあります。会社名の文字が回ったり、大きくなったり、大して意味のない風景が出てきたりというホームページも、まだまだ見かけます。

先日このようなアンケート結果が発表されました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 80%のユーザーはフラッシュ(動画)で始まるページが嫌い
 http://jeff.ecjapan.jp/archives/000087.html
 「579名のうち80%が「フラッシュ無しを好む」と答えたそうです。」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 この結果を見ると、訪問者としてはあまり好ましいとは思っていないようです。

 アイサポートでも、トップページに動画を入れることはあまり薦めていません。

 動画を表示するには新たなソフトを組み込む必要もでてくるかもしれませんし、何より訪問者は、自分で欲しいモノや情報等を求めて検索を行い、情報を探しているのです。あってもなくても意味のない動画なら、不要なのです。

 文字と画像だけでは、伝えきれない情報を見せたいとき等に限定して利用されることをオススメします。例えば機械の写真だけでは、相手に動きが分からないので動作状況を見せるなどです。当然、皆に強制的に見せるのではなく、動画を見たい人だけが選んでクリックすると見れるようにしておく必要があります。

広告費(新聞チラシ)に金をかけるのにホームページに金をかけない不思議

「もっと、安くなんないの?」
 ホームページの見積依頼があると大抵の方は、なるべく安くを希望されます。金額を聞くと20〜30万ぐらい。

 でもその企業は、よくよく聞いてみると、毎月宣伝広告費(新聞チラシ)などに毎月20〜30万掛けている話しも聞きます。年間では200万〜300万円以上にもなります。

 効果があるのはどちらでしょうか。

 新聞チラシならば配布枚数は多いですが、興味の無い人もその中に入っていますし、最近の不況の影響でチラシなどの反応率が落ちている話しをよく聞きます。

 ホームページならば、検索サイト対策を行うことで興味のある訪問者に訪問してくれる仕組みは作れます。訪問者数は大体、弊社クライアントのページを平均すると一ヶ月に数千人程度です。

 配布枚数や地域を優先させるのか、それとも、数は少なくても探している訪問者に的確に情報を与えることができるものか。特性は異なります。

 
新聞等チラシ
ホームページ
情報量
紙面制限あり
制限なし
タイミング
更新の手軽さ
×
地域性
狭い
広い
見込み客の割合

情報量:
 チラシの紙面には限界がありますが、ホームページには制限がありません。出したいだけ情報を掲載することができます。

タイミング:
 チラシは、クリスマス・こどもの日など一般的なチラシに合わせて配布することはできますが、決めた日時に一回配るだけです。配るタイミングと欲しいタイミングが必ずしも一致しません。カニを食べたいときに丁度よくカニ販売のチラシは来ますか?ホームページは24時間稼動しています。ホームページならばお客さんが欲しいときに自ら飛び込んできてくれるのです。

更新の手軽さ:
 チラシの内容を変更するのは大変ですが、ホームページの情報を更新するのはいつでもできます。即日反映されます。しかも経費はほとんどかかりません。

地域性:
 チラシは絞ったエリアに配布することはできますが、逆に広いエリアに配布しようとした場合に費用が大きくなります。ホームページは、広かろうが狭かろうが関係ありません。

見込み客の割合:
 前述のとおり、ホームページはキーワードで検索して訪問しています。何かしらの興味を持った人達です。チラシは、興味ある人もない人も関係なく配布しています。


 一概にどちらが良いと言い切ることはできませんが、ホームページが新聞チラシに比べて劣っているとは、とても思えません。むしろ優れているところが非常に多いのです。しかし、経営者の費用に対するイメージを見ると逆なんです。

一日100人に飛び込み営業できるか?

「もっと皆、効率を考えて営業しろよ!」
 
 営業マンに対して、こういう言い方をした覚えはないでしょうか。

 まったく、その通りです。手間を掛ければ当然人件費がかかります。

 それでは営業マンが一日に営業できる人数の限度は何人でしょうか。10人?それとも30人でしょうか。100人に営業できるという人は、まずいないと思います。

当社のクライアントのホームページでは、平均すると一日100人以上の訪問者がいます。ほとんどの訪問者はYahoo!などの検索サイトでキーワードを入力してホームページに来ています。
——————————————————————————-
例1:
 新潟のラーメンの情報を探していればキーワードは「新潟 ラーメン」

例2:
 農機具メーカーのホームページならば、検索してくるキーワードは「草刈機」や「田植え機」等
——————————————————————————-
 ラーメンや農機具に興味ない人・関わってない人が、こんなキーワードで探すことは考えにくいと思いませんか。
 これを実際の営業の現場で考えると、一日100人に飛び込み営業しているようなものです。
 しかも、相手は何かしら興味をもっている人達・業界の人達が中心です。

 当然見てもらうホームページの内容が薄かったり、いまいちだったりするとお話になりませんが、ホームページを上手に作ってあげれば、毎日自分の会社のプレゼン(あるいは営業トーク)を100人以上の人が見に来てくれるということです。

 だから実際は飛込み営業するよりも、かなりの効果が期待できます。

 そのことに気付いている経営者は非常に少ないのです。

ホームページから自社のノウハウが流出する!?

「ホームページに載っけたら、
うちの大事なノウハウがでてしまう!」
 ホームページに情報を載せるとわが社の大事な情報・ノウハウが流出してしまい、商売ができなくなってしまうという意見を良く聞きます。(特に製造メーカーに多い。)

 それでホームページ自体を取りやめていたり、情報をほとんど載せない薄っぺらなホームページを作る企業は意外に多いです。

 もちろん重要なノウハウは掲載する必要は無いのですが、勘違いしないで頂きたいことは、自社のノウハウと、そのノウハウによってもたらされる顧客のメリットを混同しないことです。

 例えば、秘伝のタレの作り方・詳細なレシピ・・・これはノウハウです。掲載NGです。秘伝のタレを使うと誰でも簡単にコクのある料理に仕上げられる・・・これはお客のメリットです。

 これは一般的な例ですが、製造業でも特殊な技術や経験で培ったノウハウがあると思います。お客さんが期待するのは、特殊な技術やノウハウそのものを知りたいわけではなく、結果として『自分に何をしてくれるのか』なのです。

訪問者から信頼してもらうには何が必要!?商品?技術?それとも会社規模?

「俺の顔なんて
    載せたって誰も見ねーよ!」
アイサポートでは、クライアント様では、なるべくホームページに顔を載せるように指導しています。

 理由はひとつです。ホームページに顔を載せているページと載せていないページどちらが信頼できるかです。

 商品・技術などの情報で興味をもたせることはできます。しかし信頼してもらう場合は経営者・担当者の顔をだす、そして実際の店舗・社屋・工場も見せるといったことが非常に重要になってくるのです。

 Yahooや大手の企業は載せていないといわれるかも知れませんが、それはそうです。大手の企業には、ブランドという信頼があるからです。
 どんなに御社が地域で有名な企業だとしても、その地域から出たら、残念ながら無名の企業のひとつです。

 確かに会社規模が大きければ信頼される原因にはなります。しかし、実際に大きくない会社だったとしたら、しょうがないですよね。そのなかで信頼される方法を探さなければならないのです。

 忘れてはいけないのは、相手は顔もみたことのない人です。何かしらの不安をもつ可能性は高いのです。少しでも不安材料は無くしてあげましょう。

  恥ずかしがらずに顔を載せましょう!

訪問者を退屈させない遊びのページは必要!?

「いつも仕事の話ばっかじゃ嫌だろう、ゲームとか遊びのページ作ってよ!」
 
 「遊びのページが必要」・「ゲームのページを作って訪問者を楽しませよう」という要望も良く聞く。これは、非常に多い。

 こちらにしてみれば「え?何で?」と感じるところです。

 考えていただきたいのですが、訪問者は、何を求めてインターネットで様々な情報を探しているのでしょう。それは自分に有効な情報ではないでしょうか。

 ゲームを遊びにくる人が、あなたの会社のお客になると思いますか?あなたの技術・商品に興味がある人が、ゲームを期待していると思いますか?

 それよりも、あなたの会社の技術で、商品で、どんな問題を解決できるか、どんな要望を満たすことができるのか、をいう情報を充実させる方が重要だと思いませんか?

 インターネットのユーザーは、いろんなページを知っています。ゲームをしたければ、もっと本格的なゲームを用意しているホームページに遊びにいきます。それとも多大な費用を掛けて本格的なゲームのページを作りますか?

インターネットのお客≠従来のお客!?

「ホームページ作るとさあ、全国相手だから無限にお客さん増えるんでしょ!」
 
 インターネットを使った集客や販売において実店舗・実際の営業と大きく違う点があります。それは、訪問者が見えないことです。

 そのせいか、依頼されてくる方の中には、インターネットにホームページを開設すれば、相手となるお客が無限に増えると勘違いされる方が多く存在します。

 インターネットの世界には無限にお客さんがいるんでしょうか。全国数千万人のインターネットユーザーが、皆あなたの会社のホームページを見に来ると思いますか?

 決してそんなことはありません。市場は無限ではなく有限なのです。日本全国で一ヶ月に「カニ」というキーワードで探す人は三万人もいません。それを全国のカニ屋で奪い合っているんです。

 インターネットとは関係ない、あなたの会社の従来のお客と重なる部分も、もちろん出てきます。

 インターネットで商品を購入している方は、今迄は実店舗で購入していた方です。そのとき何かの理由がありインターネットを通じて購入しただけなのです。

 こんな話しを聞いたことはありませんか?
 「●●電気に行ったら商品が無くて、インターネットで探して買っちゃった」

現在の、消費者や企業は、インターネットの良いところを活用していますので、このことを頭においてホームページ製作を行う必要があります。

ホーム > 経営者の誤解

Search
Feeds
Meta

Return to page top